王子小劇場スカラシップ2016募集開始のお知らせ
例えばあなたが将来ラーメン屋を開くとして、まず何をしますか。
私は多分ラーメンを食べ歩くと思います。
もしあなたが漫画家になるとしたら、きっと漫画を読むでしょう。
では、演劇を評価する立場に就こうとするあなたは、演劇を見ていますか。
そしてそれは、どんな演劇ですか。
王子小劇場では、一年間すべての演目を見ることの出来る観劇補助制度、「王子小劇場スカラシップ」の対象学生を募集します。現在、我が国の文化芸術の施策の多くは、ある程度評価の固まった団体や企画に集中しています。もちろんそれ自体が悪いという事ではありません。 ただ、小劇場にもう少し明かりがあたってもいいと常々思っています。
現在、小劇場は文化芸術の担い手となりうるアーティストを輩出する役割の一旦を担っていると思います。にも関わらず、現状どうしても公的な施策に、小劇場の立場からの施策が反映されにくこいとはままあります。
長い時間がかかるとは思いますが、今回のプログラムを利用してくれた皆さんが、 将来政策の提言や立案に携わるようになった時、小劇場のフィールドに少しでも目を向けてくれたら、というささやかな願いがあります。舞台芸術に多く接すべき時期にはトップレベルの作品にふれることも重要ですが、とにかくたくさんの実演作品にふれることもまた重要だと考えます。
才能の苗床に直接触れてください。ようこそ、観劇修行の道へ。
あなたの軸を見つけるための観劇経験が、このスカラシップによって充実したものになることを祈っています。
なお、王子小劇場スカラシップは、王子小劇場事業支援会員の皆様からのご支援によって運営しております。
王子小劇場 芸術監督 北川大輔
■王子小劇場スカラシップ2016募集要項■
【募集対象】
・現在舞台芸術を始めとする文化芸術についての分野を専攻している大学生・大学院生で、学習、研究のためにたくさんの舞台作品を見る必要に迫られているひと。
・文化行政やアートマネジメントに関わることを志す人・文化芸術方面のプロデューサーやキュレーターを志す人
・文化芸術関係を含む、研究や批評・文筆を志す人
・その他舞台芸術を始めとする文化芸術分野に関わる職業を志す人
【選考方法】
第一次:書類審査
第二次:面接 (書類選考通過者に面接を行います。6月中旬実施予定。)
【募集人数】
若干名
【助成内容】
・王子小劇場で行う全ての演目を無料で観劇できます。(2016年7月〜2017年6月)
・王子小劇場主催でおこなうイベントに参加できます。
【助成を受けた方に求めること】
月一回程度の観劇、年間二回の観劇レポートの提出(テーマはその都度お伝えします)
【応募方法】
=応募用紙pdf= =応募用紙xls=
応募用紙とレポート(「今自分が取り組んでいる研究、活動」・800字程度)を、郵送、またはメールで送付すること。
【応募締め切り】
2016年5月29日(日) 24時まで
【採用予定日】
2016年6月末日までに、劇場サイトなどで発表します。
【問合せ】
王子小劇場 東京都北区王子1-14-4 地下一階
03-3911-8259(担当 北川・守利)
http://www.en-geki.com/
info-ohsho@proof.ocn.ne.jp
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