2021年4月23日

劇想からまわりえっちゃん『チャンバラ茶番 一生懸命 えいえいおー』を観てきました

こんにちは。花まる学習会王子小劇場の笠浦です。

劇想からまわりえっちゃん『チャンバラ茶番 一生懸命 えいえいおー』 

@北とぴあ つつじホール

が、本日初日を迎えます。先程職員の笠浦と平井がゲネを観させてもらいました!

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一言で言うと、超一生懸命でした!!!!!

劇場っていいな、演劇っていいな、汗を流すって最高だなという気持ちでいっぱいです。

役者さんももちろんですが、スタッフワークが噛み合って、明るく楽しく一生懸命な作品世界を実現させていました。


あらすじはこんな感じです!

時は慶長15年、徳川家康の四男松平忠吉ここにあり。誇り高き忠吉公その武神の如き剣術から「鬼殿様」と恐れられていた。
傍若無人な彼の様を見かねた神の悪戯か。鬼殿様は刀を構えると身体が勝手に相手を抱きしめてしまう「抱擁病」を患ってしまう。これでは武士の名折れと城下町に逃げ込むとそこで目の当たりにしたの階級社会。貧しい農民、隠れキリシタン。女の子になりたいおじさんやらが寄り添い合って生きる姿。

現実に直面した忠吉の前に徳川家からの刺客が放たれ天下御免の大騒動!!



とまあ、あらすじの通りはちゃめちゃな作品ではありますが、ハートフルでもありスタイリッシュでもあります。

どこが特にすごいのか、一生懸命なのかを以下三点にまとめさせていただきます。


ココが一生懸命①

役者さんが一生懸命!!

えっちゃんの劇団員の方、客演の方、みなさんほんとにすごいです。個性と個性の殺し合い、総合格闘技です。「この人達もはや潰し合ってない?」というくらい輝きを競ってます。

そしてみなさん体がバキバキです。それはどうやってるの?みたいな、人体とは思えない動きが見れてすごいです。やはり筋トレの賜物なのでしょうか・・・。

えっちゃんならではの雑ギャグ(失礼!)も健在。私(笠浦)はもう何年も前、はじめてえっちゃんを観たときここに感動しました。魂で笑わせるというか、果敢というか、しつこいというか・・・とにかく癖になるんです、えっちゃんのギャグは!

そんなギャグを、「え、もうだいぶ終盤だよ?まとめに入る時間だよ?」みたいなタイミングでも平気で繰り出してきます。最高。

そしてチャンバラなので、殺陣も激熱です!!なめたらいけません。超かっこいいです。しかも刀だけではありません!お楽しみに!



ココが一生懸命②

音と光が一生懸命!!

すごいです。やばいです。各種効果が役者に負けないくらいすごい主張してきます。つつじホールが存分に生かされています。

音が鳴ると席が若干揺れるレベルで、体感的には人体の内部まで揺れるというか、心臓マッサージされてるみたいでした。やっぱり体揺れるレベルの重低音感じると、小屋の良さを実感できます!

光もぐわんぐわん動きます。レーザービーム!これがまた殺陣と噛み合って超かっこいいのです。

作品世界に迫力を与え、緊張感とわくわく感を生むスタッフワークの豪華さは、

本当に劇場で体験してほしいです!!!



ココが一生懸命③

歌とダンスが一生懸命!!


超たくさん歌って踊ります。ここしかないでしょ!というタイミングでも、え、ここで!?というタイミングでも、とにかく歌い、踊ります。

見るからにカロリー消費の激しそうなダンス、

CDほしくなるくらい良い歌が堪能できます。

私がえっちゃんの歌やダンスで好きなところは、「やたら残る」のところです。耳につきます。振り付けも、「ぎりぎりできそう」な動きが多々あるので、やってみたくなります!


ちなみに今回の劇中歌で好きなフレーズは「おなかがいっぱい〜」です(これくらいのネタバレは許されるでしょうか・・・)



ところで、なんで私たちがゲネを拝見できたかというと、この演目はもともと、佐藤佐吉演劇祭2020の参加作品として上演されるはずだったからです。

佐藤佐吉演劇祭はコロナ禍の中で開催途中にして中止となり、

この演目も、今日本日まで封印してきたのです。

ですから、それがこうやって形になったことはとても感慨深いです。

が、そんなことはやっぱり関係ないなと、観劇して思いました。シンプルに面白かったし、楽しかったし、それが全部でした。



劇想からまわりえっちゃん『チャンバラ茶番 一生懸命 えいえいおー』 

本日初日、頑張ってください!応援しております!!!(王子小劇場より)

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