花まる学習会王子小劇場 主催
第5回 ディレクターズワークショップ 参加者募集!
「演出家はどこで成長するのでしょうか?」
演劇の本や演出論を読んだり、色々な稽古場に出入りしたり。演出を学ぶ/知る方法は沢山あります。しかし、演出家が本当の意味で成長する場所は「現場」でしかないはずです。稽古場で俳優と共同作業をし、上演を観客にああだこうだ言われる。その過程こそが演出家が最も成長するときなのだと思います。
そんな考えをもとに、花まる学習会王子小劇場では毎年「演出家のための」ワークショップを開催しています。今回で5回目。このワークショップの4日間で公演を打つ以外のカタチでの「現場」を味わってみませんか? 戯曲の演出を考え、俳優と稽古をし、試演して、同じ立場の演出家と意見を交換する。そんな濃密な4日間です。
今回のファシリテーターは、アマヤドリ主宰の広田淳一さんです。
演出家として活動されている方、これから演出家を志そうとしている方などなど、奮ってご応募ください。
また、ワークショップに協力していただける俳優も募集してます。「演出とは?」だったり「演出家との関係」だったりを考える絶好の機会になるはずです。ここでの出会いがオファーにつながる例も本当に多く見られます。貴重な体験になると思いますので、こちらもご応募お待ちしております。
(※尚、このワークショップを見学してみたいという方も併せて募集しています。)
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《募集要項》
【日時】
2016年12月28日(水) 〜 31日(土) 全日10:00 〜 18:00
※進行によって終了時間が延長する可能性があります。予めご了承ください。
【会場】
花まる学習会王子小劇場
【ファシリテーター】
広田淳一(アマヤドリ)
【内容】
俳優数名の協力のもと、既成戯曲を用いて4日間の稽古を行い、演出技能の向上を目指すワークショップです。
【参加区分】
演出家 / 俳優 / 見学
【参加資格】
演出家 …… 若手(と自らを定義する)演出家であること。全日程参加できること。
俳優 ……… 演出家の意図を理解しようとする俳優であること。全日程参加できること。
見学 ……… 全日程参加できること。
【参加費】
無料
【応募方法】
※募集は締め切りました。沢山のご応募ありがとうございました。
(メールアドレス、電話番号などの記入ミスについてはご注意をお願いします)
尚、応募者多数の場合は選考により参加者を決定します。
【応募締切】
2016年11月6日(日) 23:59
【お問い合わせ】
花まる学習会王子小劇場(担当 佐々木)
tel : 03-3911-8259 / mail : info-ohsho@proof.ocn.ne.jp
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【ファシリテーター プロフィール】
広田淳一 Junichi Hirota
【出 身】 東京都
【出生年】 1978年
アマヤドリ主宰
2001年、東京大学在学中に「ひょっとこ乱舞」を旗揚げ、主宰する。以降、全作品で脚本・演出を担当し、しばしば出演。さりげない日常会話ときらびやかな詩的言語を縦横に駆使し、身体性を絡めた表現を展開。随所にクラッピングや群舞など音楽・ダンス的な要素も節操なく取り入れ、リズムとスピード、熱量と脱力が交錯する「喋りの芸」としての舞台を志向している。簡素な舞台装置と身体的躍動感を必須としながらも、あくまでも相互作用のあるダイアローグにこだわりを見せる。
2009年、2010年と連続して「アジア舞台芸術祭(Asian Performing Arts Festival)」に演出家として招聘される。2011年、韓国演出家協会主催の「アジア演出家展」に参加。ソウルに一ヶ月滞在して現地俳優と共にモリエール「ドン・ジュアン」を発表。好評を博す。
◆主な受賞歴
2004年 日本演出者協会主催 若手演出家コンクール2004 最優秀演出家賞受賞(『無題のム』にて)
2005年 佐藤佐吉賞 最優秀演出賞・優秀作品賞受賞(『旅がはてしない』)
2011年 『ロクな死にかた』にて劇作家協会新人戯曲賞/優秀賞
2012年 『うれしい悲鳴』にて劇作家協会新人戯曲賞/優秀賞
[コメント]
「どうもアマヤドリの広田淳一です。この度、花まる学習会王子小劇場の北川くん始めスタッフの面々にお呼ばれして、ディレクターズ・ワークショップのファシリテーターなるものを務めることとなりました。僕も演出家ということで、普段から俳優さんに対してならあーでもないこーでもないと相談をしたりもしているのですが、演出家を集めてその集団をリードするなんてえ経験は初めてのことですので、なんだか今からフワフワしております。なんでも僕自身も作品発表に参加するみたいなので、指導するなんてえ大層なことはできるかわかりませんが、みなさんと一緒になって、演出するとは何か? 演じるとは何か? てなことを追求する数日間になればいいなと思っております。というわけで、濃密な年越しをご一緒できますこと願っております。」