芸術監督交代のお知らせ
2018年3月をもって北川大輔が芸術監督を退任します。
2018年4月からの後任の芸術監督には池亀三太(ぬいぐるみハンター代表)が就任します。
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退任のご挨拶
花まる学習会王子小劇場芸術監督の北川です。
今年の支援会員の募集の際にも書いていましたが、2018年3月をもって、芸術監督を退任します。後任は現在劇場のスタッフで、かつぬいぐるみハンター代表の池亀三太です。
2014年4月に着任してから、本当にたくさんの皆様にご支援・ご指導いただきました。本当にありがとうございました。劇場の責任者として、もう思い返しただけでもすごい数の思い出がフラッシュバックします。穴を掘りたい恥ずかしい思い出も多々ありますが、それ以上にこの仕事をしていてよかったと思った出来事も多々ありました。
前任の玉山悟が辞める際に「ポストは次の世代に渡さないと空きがない」と言っていたのですが、全く同じ思いです。この界隈に次々生まれくる新しい才能の活躍を楽しみにしたいと思っています。
後任の池亀くんとはこの2年あまり一緒に劇場で働いて、本人がそうだったように、どこの馬の骨かわからない劇団ばっかり見つけてきました。これだけ生産者の素性を明らかにすることを良しとする昨今の風潮の中、池亀くんが見つけてくるのはそれどこで見つけたんだみたいな劇団ばっかりでした。お世辞でも嫌味でもなく、彼にしか見つけられない劇団が多々ありました。プログラム編成委員としての実績は群を抜いてピカイチだと思っています。きっとこれからも、どこかで芽吹くだろう彼にしか見つけられない才能を見つけ続けてくれるのではないかと期待しています。僕の取り組みとはまたぜんぜん違う劇場になるかと思います。どうぞご期待くださいませ。
そして、来年4月以降ですが、自分がどうなるか、私自身まだよくわかってません。
何かいい仕事をご紹介いただける方いらっしゃいましたらお申し付けください。
花まる学習会王子小劇場 芸術監督 北川大輔
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就任のご挨拶
花まる学習会王子小劇場プロジェクトディレクターの池亀三太です。
北川大輔より引き継ぎ、2018年4月より芸術監督に就任することになりました。
私が演劇の世界に足を踏み入れた約10年前、王子小劇場は「たたかう劇場」として若手劇団の登竜門のような存在だったかと記憶しています。実際に私も劇団活動を始めた最初の数年は「王子進出!」というのが目標になっていました。(そこから初代芸術監督の玉山に拾われて・・・みたいな話はここでは割愛させていただきます)
その頃とは小劇場を取り巻く環境は確実に変化し、肌感覚ですが小劇場で活動するカンパニーにとって厳しい時代になってきていると感じています。これは若手に関わらずですが観客に劇場まで足を運んでもらうことの難しさを日々感じているのではないでしょうか。
そんな中で王子小劇場は、北川が芸術監督就任後から始めた若手支援プロジェクトによって若手劇団の後押しをして参りました。
その意思を受け継ぎ、王子小劇場が日本のこれからの舞台芸術を担う新しい才能が巣立つ場所として機能し続けられるように努めていきたいと思っています。
演劇に携わる全ての方々、観客の皆様にとって当劇場がどういう場所であるべきか、どういう場所になれるのか模索しながら劇場スタッフの力添えをもらいながら突き進んでいきたいと思っています。
数年前の私が拾ってもらったように、彷徨えるカンパニーさんにいつでも手を差し伸べられる劇場でありたいと思っています。
また観客の皆様にとっても「王子に来れば面白い演劇作品と出会える」といった場所になりたいと思っています。
これからも花まる学習会王子小劇場は、新たな(隠れた)才能とひとりでも多くの観客が出会う場として「たたかい」続けて参ります。
まだまだ若輩者ではございますがご指導ご鞭撻をいただき、今後とも花まる学習会王子小劇場へのご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。
花まる学習会王子小劇場 新芸術監督 池亀三太
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