2024年11月18日

露と枕『橘に鶯』

露と枕 Vol.9

『橘に鶯』

11/13[水]〜11/17[日]

【作・演出】
井上瑠菜
【出演】
田路かなめ・・・小林桃香(露と枕)
諫山幸梅・・・村上愛梨(露と枕)
田路春告・・・前田隆成(ハコボレ)
浅黄奈々子・・・成瀬志帆
浅黄経・・・喜田裕也(はちどり空港)
谷淵亘・・・山口快士
桑平実・・・曽根大雅(東のボルゾイ)
花見川拓海・・・島田雅之(かはづ書屋/studio4093)
詠田明日歌・・・大塚由祈子(アマヤドリ)
トキ・・・大沼百合子(J.CLIP)


【内容】
その娘、三百年もの月日を、若く美しいまま生きてきた―
老舗の化粧品店「田路屋」の白粉には、不思議な力があるという。いわく、その白粉を塗ればたちまち歳を忘れたように若返り、女の栄華を極めた頃のまま、生き続けられるのだ、と。
そんな作り話の果てに生まれた「おくしさま」という不老長寿の存在を、この家の娘は代々、演じ続けている。人々を信じさせるために娘たちは毎日日記を綴り、先代の、そのまた先代の記憶も引き継いで、三百年の時が流れた。
時代の変容と共に意義も変わり、今では孤独な老人の思い出話を聞くことが主な仕事になっている。現当主は、十万日もの記憶を暗唱し、急に訪ねてくる何者にも、嫌な顔一つしない。先日祖母が亡くなったというのに、殊勝に人々に尽くすばかりだ。
……祖母は、老いていく恐怖に耐えかねて人々を傷つけ、挙句先代の母を死に追いやった。
訪ねてきた、祖母の友人と名乗る婦人が言う。
「あんた、あのババアにそっくりだね」
老いてしまった伝統と、これからも老いていく、私たちの物語。

            
11/13[水]19:00
11/14[木]14:0019:00
11/15[金]14:0019:00
11/16[土]14:0019:00
11/17[日]12:3017:00
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【スタッフ】
舞台監督:水澤桃花(箱馬研究所) 照明:緒方稔記(黒猿) 音楽:Kijibato Yusho Sunagawa 音響:堀江潤 舞台美術:里森恵 衣装:村上愛梨 小道具:小林桃香 配信映像:北林佑基(世田谷センスマンズ) 制作・宣伝美術:月館森 制作協力:清水瑞希

協力:大上貴摩瑳 ハコボレ COME TRUE はちどり空港 東のボルゾイ かはづ書屋 studio4093 アマヤドリ J.CLIP 株式会社SDP 箱馬研究所 黒猿 株式会社サウンド・エディター堀江 世田谷センスマンズ
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 
アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】 
企画製作 :露と枕


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